最適解は、花粉症メガネ+単焦点レンズ+くもり止めジェルの組み合わせ(第二日目)
明日は大雪注意報という雨天で実験したところ、くもり止めジェルが驚異的な効果を発揮。もうこれで決まりと言えそうである。
ちなみに実験は、JINSの花粉症メガネと2,200円(10%税込み)の度入りレンズに対して、冒頭画像のくもり止めジェルを塗布して実施した。
行先は徒歩8分くらいのところにある、近所の格安スーパーである。
なお、くもり止めジェルは近所のドラッグストアで購入したけれども、なんと712円(10%税込み)もした。やっぱりこの手の人気商品は、ネットで購入した方が安上がりなご時世ですな。
ただしドラッグストアでも一番上に飾られていて、ビックカメラのように売れ筋No.1であることが分かったことは収穫だった。
ちなみに2番目は、くもり止めクロスが陳列されていた。
店員さんは親切な接客態度ではなく、曇り止めは「酔い止め」と勘違いされるし、商品説明もない。
駅前スーパーの中に店舗を構えているという、「地の利」に安住していることが、駅向かいの別ドラッグストア(いつも超親切!)との違いかもしれない。
(今のご時世で、酔い止めを必要とする人がいるのだろうか?)
さてボヤキは程々にして、肝心の結果に移ろう。
まずJINSの花粉症メガネは一体型であり、キレイに塗るのは少しだけ苦労した。
レンズ表側に一滴だけ垂らして、ティッシュでふき取る。そしてレンズ裏側でも同じことをやって、まずは四滴を消費。なおティッシュだけではキレイな表面にすることが出来なかったので、東レの厚手トレシーを投入した。
次回はジェルの量を出来るだけ減らすように工夫したりして、ティッシュだけで何とか磨き上げるように頑張りたい。
しかしジェルの使い手がヘボでも、くもり止めの効果はテキメンだった。
まず自宅を出てから暫く歩いた後でも、レンズに水滴が付き始めたことに、全く気付けなかった。最初の5分くらいは快適な視野で、そのうち少しずつ視界が歪み始めたような気がして、ようやく水滴が付き始めたことに気付けたくらいだ。
3分後のスーパー到着時には、水滴が付いていることが明らかだったけれども、特に文字などを読むことに不便しなかった。
もちろんスマホでTwitterを見ることも可能だった。
それから、暖かい店内での買い物では、特筆すべきことは何も起こらなかった。
値札や商品説明も、いつも通りに読める。現金支払いのレジだったけれども、小銭の識別にも困らなかった。度入りレンズに関しては、いつもとは違うことさえ忘れていた。
ただし徐々に水滴が乾き始めていたようで、スーパーを出る時には、自宅出発時のようにクリアな視界に戻っていた。自宅へ帰宅する復路では、徐々に水滴が付き始めたものの、往路よりも視界はクリアだった。
これは重い荷物を背負い、呼吸は往路よりも荒くなったものの、わずかに向かい風だったおかげかもしれない。それから呼吸を浅くして湿気が散らないようにすると、その分だけ視界がクリアになるような気がした。
いずれにせよ曇り止めコートのレンズよりは、ワンランク上の使い心地だった。
花粉症シーズンは洗浄などの手入れは必須だし、これからの世の中はシーズンでなくてもメガネ洗浄は常識かもしれない。そう考えると、今までのように東レのトレシーで拭くだけの手入れでは不十分なので、ジェルでも大して変わらないだろう。
そんな訳で、実は実験用に購入していたJINS花粉症メガネ弐号機(こちらはレンズ交換なしの初期状態)にも、度入りレンズに交換することを考え始めるようになった。
ただしジェルくもり止めも、無敵という訳ではない。
先ほど説明したように、曇り止めコーティング済みレンズと同じく、水滴が付くことは避けられない。それからマンションの階段を徒歩で登った際には、見事に視界が崩れ始めた。
さすがに無風状態に加えて、遠慮なく湿った空気をぶつけると、曇り止めコーティング済みレンズと大差ない状態となってしまう。
あとは曇り止めにレンズを工夫するよりも、マスクの方を工夫するのが良いかもしれない。例えばN95マスクでなくて、行先に応じて普通の不織布マスクを使うとか、細かい工夫することが良さそうだ。
ただし何はともあれ、「くもり止めジェル、買ってみて良かった!」という結果になった。
これから雪に変わるかもしれない状況下における実験で、この成果は大したものだと思う。
度入りの単焦点レンズにしても、最近は中近両用レンズのメガネで買い物へ行くようになってしまっていたせいか、全く不満を感じることは無かった。
(ただし信号を見る時など、単焦点レンズであることを認識させられることはあった)
しかし... 本当にこの調子ならば、もう使い方にコツが必要となる累進レンズなどは、数間遠もかけて買い替える必要はないかもしれない。
おまけに今の僕には「貼る老眼鏡」という秘密兵器もある。これならば満員電車の中でも、スマホを手元に引き寄せて、Twitterの小さな文字まで楽勝で読めるだろう。
ちなみに今更な話だけれども、何となく、今まで花粉症メガネを必要としない理由が分かって来たような気がする。
このところメインで利用していた中近両用メガネ、実はLindberg Spirit Titanium Basic 2000というモデルだ。2000というのはレンズ型番で、これにルティーナ東海光学レゾナスプレッソRというレンズを使用している。その2000番レンズは、四角っぽくて縦幅32mmもある。
御覧の通りで、僕の眉毛とレンズにより、花粉がブロックされてしまうらしい!
これ、子供に撮影した貰ってけれども、最初は腹を抱えて笑われてしまった。
まあ確かに、「こちら亀有公園前派出所」の両津さんだ。ドラゴンボールの孫悟空と同レベルとも、言えるかもしれない。
自分でも感心しますな。
ちなみに昔コメントしたように、睫毛も長い。だから顔から、レンズを12mmくらいも離す必要がある。それでも御覧の通りで、眉毛がガッチリと花粉をガードしてくれる。
ただし花粉はともかくとして、最近登場している「例の厄介もの」への防御力は今一つかもしれない。これからは外出時は、花粉症メガネが欠かせない存在となるかもしれない。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
P.S.
東レのトレシーは、家族も昔から使っている。これも定番ですな。
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記事作成:小野谷静