しばらく前の記事でiPad Pro 12.9インチをブラインドタッチしていることを紹介しました。
その時には変換候補画面を見ていると説明したけど、かなり状況が変わりました。2021年2月15日現在、もはや変換画面は見なくなりました。
つまりLiquidLogicというアプリケーションの画面を見ながら、キーボードを見ることなく入力している訳です。
別に普通の外付けキーボードでもブラインドタッチしているのは私だけではないでしょう。つまり誰でも、同じようなことが実現できるかと思います。
そこで今回は、どうしてそのようなことが実現できているか、やり方を紹介させて頂くことにします。
手の配置
まず手の配置です。もともと19mmと、普通のキーボードと同じ大きさです。いつもと違うのは、それが宙に浮いていることくらいです。
それよりも気をつけたほうが良いのは、文字入力するときの心構えです。けっこうメンタルが影響してきますね。原稿や記事の生産性にも影響してくるので、これはしっかりと気をつけた方が良いです。
まず大切なのは、ストレスなく快適に入力することです。少しでも無理して文字入力する時点で、脳みそが成果物の内容以外のことに消費されてしまうわけです。
これを避けるために、場合によっては一本指や二本指で入力しても構いません。ブラインドタッチを諦めるのも一つでしょう。
別な記事でも紹介しましたけど、私の元上司は一本指でも生産性は変わりませんでした。もとHP200LXというポケコンユーザの女性は、外付けキーボードと変わらない速度の入力速度を維持していました。
それに私たちがiPad Pro 12.9インチのオンスクリーンキーボードで入力する時間は限られています。だから快適に仕事が進めば、それだけで十分です。
だから欲を張らずに、指先はいつもよりも高い位置にキープするように心がけます。そうすると画面から目が離れて自然と視野が広くなります。
そうやって仕事をしていると、段々と自分に最もやりやすい使い方に変わってきます。私の場合は、HTMLエディタの画面を見ながら、キーボードも視野に入る状態になります。これだと指先の位置もそこそこ把握できるので、タイプミスは皆無になります。
下手すると、 外付けキーボードが無用の長物ではないかと思えるほど快適です。少なくとも外出の時には使う必要はないでしょう。
ともかく大切なのは、日頃の自分の感覚を信じることです。それから、指先はいつもよりも少し高めにホールドすることです。

それからできれば手首はかっちりと固定した方が良いかもしれません。特に私は左手の動きが得意ではないので、左手はしっかりと固定した方が効率アップするみたいです。
あなたが私と同じく指先が正確に動く人であれば、あとはちょっとした「慣れ」だけです。「ものは試し」と数分だけ頑張ってみてください。
二本指でOK
さきほど説明したように、大切なのは「快適に仕事すること」です。
もともとブラインドタッチが得意でないのであれば、無理に5本指全てを使う必要はないでしょう。二本指だって、結果が出せればそれで良いのです。
もちろん一本指でも全く変わりはありません。むしろ指の本数が少ない方が、下手に液晶をタッチするリスクは減少します。また、画面と指先の距離が近くなるので、その分だけ高速化することも期待できます。
なお一本指入力なさっている方の体験談ですが、画面を少し傾けた方が効率アップするとのことです。私も面白いので少しやってみましたけど、たしかに楽に早く入力できる気がします。

あとは電車の中では、他人から覗かれにくくなるというメリットもあります。それから、テーブルの上で入力する時には、その方がもっともらしく見えるような気が、しないでもないです。
一本指や二本指で入力する方は、キーボードカバーを活用するのが良いかもしれません。
人間の視野
さて人間の視野というのは、自分が思っているのよりも広いみたいです。私は先ほど、一本指での入力時に、LiquidLogicアプリケーションの画面を見ていました。
別にキーボードすぐ上の画面を見ていれば良いのに、不思議なものです。
人間の脳内の動きは、私如きの手には余ります。しかしこのようなことがあるから、ブラインドタッチが重要視されるのかもしれません。
ただしこの時に感じたのですが、アプリケーションの画面を見ながらも、キーボードの指先の位置も、それなりに認識できていたようです。
本当に、にんげんというのは不思議な存在です。
まとめ
以上のように、今の私はiPad Pro 12.9インチで、ブラインドタッチで文字入力が出来ています。おまけに大変に快適です。
もしも朝からiPad Proだけでしごとを始めていたら、一日中この環境で仕事を続けているかもしれません。
そうそう、流石にこれだけの文字を入力していると、少しは打ち間違えも発生します。ただしこの時はiPad Proの日本語入力機能が、自動的に修正してくれるようです。
私が打ち間違えるパターンを学習して、自動的に修正してくれる感覚です。本当に物凄い時代になったものです。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成: よつばせい