三菱鉛筆ジェットストリームをMicrosoftボールペンへ装着
職場の備品棚にMicrosoftボールペンが転がっていたので、三菱鉛筆ジェットストリーム替芯を装着した。使い勝手が良いので、しばらくは持ち歩こうかと考えている。
MicorosoftはWindowsなどでも有名であり、知らない人は少ないような気がする。
そこで今回は、つらつらとボールペンやMicrosoftの想い出を語ってみることにしたい。
Microsoftらしいボールペン
今回登場したボールペンは、Microsoftの販促グッズとして配布されていたボールペンだろう。僕も横浜の片田舎から、品川の日本マイクロソフト本社へは顔出しすることが多い。何しろセミナー会場も設置しているから、コンピュータ業界の者ならだ大抵は訪問したことがあるハズだ。
僕にとってMicrosoftというのは、ともかくガシガシと力技でビジネスを推進していくイメージがある。今回のボールペンにしても、予算をかけない一方で、配布された者に失礼ないギリギリのレベルを保っているような印象だ。
ビジネスには使えるものの、軽いために高級感は全くない。その割にはサイズは絶妙で、手に持つと大変よく馴染む。いちおうノック式ではなく、ボールペン軸を捻って芯を出すツイスト式ボールペンである。
中に入っているのは販促グッズで使用される格安プラスチック製リフィル(替え芯)であり、ボールペン軸が気に入ったら使い続けることも可能だ。それにボールペン後端には、スマホ用のタッチペン先が付いている。
iPhone 12 Pro Maxでも使えるので、PDF文書へのサインなどにも利用できる。
青い腹巻みたい部分がカタカタしていたけど、裏側にセロテープを貼ったら、ぴったりと装着できるようになった。いったい製作コストは、どこまで節約できたのだろうか。個人的には百円レベルのような気もする。
ただし僕が持ち歩いて使えるように、実用性はある。おそらく数年間使い続けても、壊れることはないだろう。こういったグッズを見つけるのも企業力だけれども、日本マイクロソフトは流石だと感心させられる。
三菱鉛筆ジェットストリーム装着
さてこのボールペンに三菱鉛筆ジェットストリーム低粘度インク替芯を装着する訳だけれども、とくに作業というほどの工作は必要ない。
御覧のように、バネで出方を調整しているから、付箋紙などによって "バネ止め" を作り込んでやれば良い。それからジェットストリームのプラスチック替芯では長さが足りないので、爪楊枝などを足してやれば良い。
あと工夫するといえば、ペン先部分だろうか。クロスとは違って先端口が大きめに開いているので、そのままだとカタカタという音が出てしまう。だからセロテープの切れ端を巻き付けて、ジェットストリーム替芯の先端部分がグラつかないように調整する。
これだけである。元技術者としては、あまりにあっけなさ過ぎて、少し物足りない気がしないでもない。
(平和が一番なのだけれども...)
こういった便利さも、Microsoftの良いところかもしれない。ともかく奇抜なことをせず、基本に実直というイメージなのだ。
しめくくり(Microsoftへの転職)
以上の通りで、Microsoft油性ボールペンへ三菱鉛筆ジェットストリーム替芯を装着するのは、ともかく「簡単」の一言に尽きる。
しかし使い勝手という面では、ともかく実用的で快適だと言える。これがMicrosoft製品の恐ろしいところだろうか。
僕のような古参のIT技術者だと、Lotus 123という表計算ソフトやNetscapeブラウザを思い出す。いずれもかつては一世を風靡したソフトウェアだけれども、今は存在していない。しかしMicrosoftはExcelなど、現在でも製品提供を続けている。
Appleのように先陣を切って新分野を創り上げるようなことはないけれども、他人の良いところを取り入れるスキルが素晴らしいのである。僕は競合他社分析などを仕事にしているけれども、Microsoft社内にもCempetitive Analysisという部門が存在すると聞く。
そういえば昔、Microsoftから勧誘されたことがあった。今にして思えば、転職してみても面白かったかもしれない。(ちなみに他社の社員を勧誘するのは外資系企業の本能みたいなものであって、常に採用と解雇を繰り返している。インテルなどからも勧誘されたことがある)
ここ最近はオフラインのミーティングは自粛となってしまったけれども、最近の日本マイクロソフトはどうなっているだろうか。気付かれているかもしれないけれども、日本にあるのはMcisoftの支社ではないくて、れっきとした日本マイクロソフト社という独立存在である。
2021年度は2020年度並みの業績みたいだったけれども、あれは一時的なものだったのだろうか。Microsoftが注力しているAzureパブリッククラウドは、国内でも好調だと漏れ聞こえて来る。一方で急に社長交代したり、ともかく外資系企業というのはダイナミックに動く存在だ。
脇から見ているよりも、中に入ってみた方が面白いのである。もしあなたも機会があったら、日本マイクロソフトやMicrosoftで働いてみても良いかもしれない。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:小野谷静